Quanticにはオンラインだけではなく、対面での学びの機会もあります。その体験を綴ります。
Quantic Conferencesについて
Quanticでは、近隣で集まろうぜという軽めのイベントやがっつり一緒にケースやディスカッションに取り組むカンファレンスなるものがあります。
カンファレンスの様子は以下の動画の通りですが、アメリカ国内、ドバイ、アジア、など世界中で行われています。
カンファレンスの参加は別料金で、確か1,000ドルくらいはしたんじゃないかと思います(ワシントンDCの場合)。
初日のウェルカムパーティを含めると丸3日間のカンファレンスで、
・グループで取り組むケーススタディ
・ケーススタディに絡めた講義
・外部講師(起業家)を招いてのプレゼンテーション
・実際に起業した方の店舗に行き、話を聞く体験
というような内容でした。
カンファレンスに集まっているのは、30~40人というところでしょうか。
本当に一つのクラスという感じで、アメリカだけでなく、
ほかの国から来られている人もいました。
魔のケーススタディ
テーブルに4~5人ずつ座り、まずはアイスブレイカーです。
ビンゴカードが配られて、それぞれのマス目に「△業界に勤めている」「●●が趣味」など個人の情報が書いてあります。
どんどんみんなから話を聞いて、マス目を埋めてビンゴにした人が勝ちというゲームです。
少しあったまったところでテーブルに戻りケーススタディが始まります。
私のテーブルは、アメリカ人、フランス人、ナイジェリア人、インド人というバラエティーに富んだグループでした。
そこでまずはひと盛り上がり。
事前課題は既に配布されていますが、各テーブルにカード(お題)が配られ、それに対してディスカッションしてテーブルごとに意見をまとめます。
まず、司会の指示、お題の意味がすぐに分かりません。
ああ英語。。
そんな中、やはり対面だとディスカッションはぐいぐい進みます。
話を聞き取ることに必死。
急に意見を求められるので、間に合わせのよくわからないことを言います。
ああ、もっと事前課題に対しても準備してくるべきだったと後悔。
なぜ昨晩課題準備をせずに寝てしまったんだろう…
チームメンバーの話を一生懸命聞こうとしてうんうん頷いていたら、
あなたは本当は賛成じゃないのにうんうん頷くわね!
とナイジェリアの彼女に呆れられる始末。
この後、グループワークはグループを変えつつも続くのですが、
なかなか貢献できない状態が続き、振られたときにはなんか答えないと!で空回り。
結論として、私のレベルにはディスカッションはハードルが高かったです。
事前課題だけではなく、その場で初めて出されるお題も多く、
そうなると思考が全然間に合わなかったです。
なかなか悔しい思いをしました。
ネットワーキング
初日のレセプションパーティに始まり、
空いた時間はネットワーキングです。
レセプションに来た時に最初の印象としては、
場違いなところに来てしまった
と思いました。
でも世の中には優しくて頭の良い人がいるもので、
私のいうことをくみ取ってくれて、何人かとは交流することができましたし、
うちの一人とはとても仲良くなり色んな話をしました。
彼はメキシコ人で英語が自称あまり得意でなく(それでも私よりははるかに上手でしたが)
お互い話すのが気楽だったのもあります。
そして、徐々に自分だけが英語ノンネイティブではないことに気づいてきます。
ネイティブではなくても、自分の中身と相手への好奇心で勝負なのです。
彼ら、彼女らは何かを掴もうとわざわざアメリカまで来て、必死でコミュニケーションを取っているのだということに気づき始めます。
自分には欠けているものを感じる機会でした。
起業家訪問セッション
色んなローカルアーティストが作った雑貨や絵などが売ってあるショップ、
おしゃれで良い香りのキャンドルを販売しているショップなどに行き、話を聞いたりキャンドルを作ったりします。
新鮮ではありましたが、個人的にはあまり印象には残らず、周りの人たちとお話ししたりちょっと休憩していました。
私のイメージする起業というものは、もう少し泥臭く、イメージと少し違ったということもありますし、
これでそもそもどうやって儲けているのか、マネタイズのところの考えがよく分からなったということもあります(私の理解不足の可能性もあります)。
別の若い起業家の方からのプレゼンテーションは、
とにかくリスクをとれ、行動あるのみ
という感じのプレゼンテーションで勢いがあってよいと私はなかなか面白かったのですが、
(ただ、若い彼女のリスクと私の様なおじさんの取れるリスクはやっぱり少しは違っているかなとも思いますが)
元から金があるからできるんだよあれ
と言っている人もいました。
色んな感じ方がありますね。
つまりは、リスク耐性をいかに高めていくかというところがポイントなのかもしれません。
まとめ
以上、Quanticカンファレンスの体験となります。
オンラインだけではなく、対面でのディスカッションやネットワーキングの機会も得ることができるというのは私がQuanticを選んだ理由の一つでした。
安くはありませんでしたが行って良かったと思いました。
やはり対面でないと感じづらいことは確実にあります。
自分と同様外国人でありながらネイティブと果敢にディスカッションやネットワーキングする姿に
自分ももっと前のめりにならないとと刺激を受けながらも
うまくできない自分に歯がゆさを感じ
アメリカ人でも、いろんな国の人の話を熱心に聴きつつうまく相手の良いところを引き出すことのできるEQ高めの人もいて尊敬しました(そしてこの人は私でもはっきりわかるくらいプレゼンも上手だと感じました)。
そして、英語に関してはこれではだめだ!と痛感しました。
これらはすべてオンラインだけでは得られない強度の刺激を私に与えてくれました。
オンラインでありつつも、これらの対面の機会を提供してくれるスクールをいくつか別記事で紹介していますが、
やはりおススメです。
みんなでもっと恥ずかしい大人になろうね!
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