日本では出会わないけど、ネイティブがよく使う実用的な英語表現が学べる「Distinction 1」を紹介します。
「Distinction」とは
英語YoutuberのATSUさんの英単語帳です。
1冊には400語と例文、語源の紹介などが掲載されています。
PROGRITのコーチングを始めた際に、「Distinction 1」が教材として送付されてきたことがきっかけで使用してみることにしました。
なお、アマゾンなどでは販売されておらず、ATSUEIGOのページ(https://distinction.atsueigo.com)にて販売されています。
「日本ではあまり聞かないけど、ネイティブがよく使う表現」というのは、駐在員がとても困ることなので実際にアメリカ駐在員目線ではどうだったかレビューしたいと思います。
アメリカ駐在員目線でのレビュー
結論から言うとすごく良いです。
「ネイティブがよく使う表現が掲載されている」というその言葉の通り、アメリカで仕事をするにあたり、よく使用される語彙がナチュラルな例文とともに掲載されています。
アメリカ駐在員にもおすすめできます。
特に、「日本語で解説が欲しい」という人にはこれ以上のものを私は知りません。
イディオムも良く聞くものが出てくるのですが、”sloppy”(雑な)とか”flag”(知らせる)、”I guess so(そうかもね)”といった一見シンプルな単語や言い回しがより一層「確かによく聞くよな」と思います。
“park”(とりあえずこのままにする)とか、他のイディオム集では見ないし、実際使われているのを聞くし、すごいいいところついてるよなと思うのです。
ATSUさんが著者であるからこそ、「日本の英語教育では出てこないけど、ネイティブはよく使う表現」というものがうまく抽出されているのでしょう。
このあたりの「日本では習わない」という点は洋書では拾いにくいところかと思いますので、
その点を補完するにはとても良いのではないでしょうか。
さすがATSU。
これまでに、アメリカで働くと困ることの一つに語彙のギャップを挙げ、いくつかイディオム本を別記事で紹介しました。
イディオムや表現という部分では被っている箇所は勿論多くありますし、
本単語帳は一冊あたりの掲載語数が少な目なのでこれ一冊で網羅はできません。
ただ、「Distinction1」の一番素敵な点は、「見やすさ、使いやすさ」です。
単語帳やイディオム集は何度も何度も繰り返すことが記憶の定着のためにどうしても必要になります。
そのため、できるだけ短時間で記憶をチェックできる作りが望ましいと思います。
その点、「Distinction」は英単語・表現と訳が素早くチェックできる作りになっています。
もう一点最大の特徴は(当たり前ですが)「日本語の訳・語源の説明がある」ということでしょう。
(私はあまり重視していませんが)日本語→英語、英語→日本語のトレーニングをするには良いと思いますし、
語源の紹介などがあると楽しみながら学習ができるようにも思います。
※この「英語→日本語」のトレーニングは、リスニング強化目的には良いと思うのですが、「日本語→英語」のトレーニングをスピーキング強化目的に使うにはデメリットもあると考えています。どうしても日本語と英語は一対一ではないので、その日本語の意味で英単語を覚えてしまうと、使いどころを間違ってしまう可能性がそれなりにあるからです。一長一短ですね。
掲載語数は少なめな一方で価格は高めに設定されているので、この点は何を重視するかによりますが、
私はこのクオリティなら十分良いのではないかと思います。
私はアメリカまで「Distinction 5」までを転送コムで海外発送してもらいました(アプリ版はiOSしかなく、アンドロイドの私は泣きながら送料を払いました)。
今後、「Distinction 2」以降にも取り込んでいきたいと思います!
では!
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