アメリカ駐在員はなぜ英語を話さないのか

英語学習

駐在に来たが、英語が雑音に聞こえて仕方ないあなたへ。そしていつかの私へ。

何を言っているかわからない

駐在に来る人で英語が全くできないという人は少ないと思います。

私自身渡米前でもIELTSのオーバーオールスコアで6.5はありましたので、中級以上と言って良いと思います。

TOEICスコアで言うと800点を超える人も結構いると思います。

それでも多くの人は英語には苦労するし、伸び悩みます。

一番のポイントは、

何を言っているのか聞き取れない

もうこれです。これにつきます。

周りが何言っているかわからない状況で、自信を持って発言できますか?

最大の難関はリスニングなんです。

リスニングができないと、スピーキング力を持っていても適切な回答や質問ができないので、会話のキャッチボールになりません。

だからリスニングを伸ばさないと他のスキルも伸びません。

ある程度リスニング力があるという人でも、

ネイティブと話慣れていないという人はまず聞き取れない。

今更英語が分からないとは言えない偉い人が

質問が聞き取れずにとんちんかんな答えをしている姿を見たある人もいるでしょう。

周りの英語が分からない。

何を言っていいのかわからない。

時間が速く過ぎればいいのに。

ああ、まだ5分しかたってない。

こういうとき、駐在員の悲哀はピークに達します。

ではどうするか。

リスニング力の伸ばし方

ある程度リスニング力はある、試験のような英語ならある程度分かる、ということを前提にすると

認識できるパターンを増やすことが大事です。

アメリカに来たばかりのとき、CVSという有名な薬局チェーンで薬を買いに行きました。

レジで名前と薬をもらいに来たことを伝えると、店員が無表情にこう呟きます。

デドバッ(0.5秒くらいの速度)

ん?

何???

デドバッ

早く言えよなんだお前みたいな顔で店員が私を見ています。

分かりません

というと

さらに何度か繰り返され、

ようやくDate of birth(生年月日を言ってください)と言っていることに気づきました。

でも絶対聞こえません。ていうかそんなん言ってません。

めでたく今や素早くdate of birthと言われても理解することができるようになりました。

なので、シャドーイングやディクテーション、多聴で、聞き取れないところを分析して聞き取れるパターンとして取り入れることで、

聞き取れるバリエーションを積み上げていくことが重要だとされています。

これらは確かに超重要です。

私もやるべきだと思いますが、

長い。。超道長い。。。

バリエーションなんてめちゃくちゃにありますよね。駐在終わっちゃうよ。

しかも成長実感が感じられない練習はなかなか続きません。

もっと大事なこと

結局、社交的で人懐っこい人ほど英語が上達していくことにどうしようもなく気づかされます。

ああこっちはこつこつ毎夜一人で練習してきたのに。

現在の周りにいる駐在員の人たちを見ても、近しい英語話者を持つ、ということが英語学習上かなり大きな意味を持つようです。

仕事仲間でも、友達でも(有名人でもYoutuberでもよいかもですが)分かりやすく話してくれる人が良いかなと思います。

その人に集中して、その人の言うことを理解しよう、真似しようとしてみましょう。

集中しようとするとその人の言い回しは何度も繰り返されるので徐々にわかってきますし、

どんどんコミュニケーションがとりやすくなってくるはずです。

もし友達になれれば、分からないことはその場でその都度聞けるので最高です。

有名人ならその人の音声を徹底的にシャドーイングするとかでもよいと思います。

その人のクセが見えてきます。

その人の言うことだけ分かるようになっても意味ないのでは?

と思うかもしれませんが、

その人に対する理解度が、その人の英語への理解を高めてくれるので

リスニングが楽しくなります。

他の英語話者との共通点も確実にあるので

確実に他の人の話していることに対するリスニング力も高まると思います。

リスニング強化の王道は、シャドーイングや多聴であることは変わりないかもしれませんが、

私にとっても、同僚に仲の良い人ができたことが結果的にはとても効果があったと思いますし、

何より楽しいです。

楽しんでやると効率爆上がりです。

最近私のお気に入りの人当たりの良い同僚はよく、相槌に「I hear you(わかるよ)」と言います。

真似して私もちょこちょこ使い始めているところです。

目指せおしゃべり駐在員!

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